結婚式の招待状が届いたら!知っておきたい気をつける出席者のマナー

友人、先輩、後輩、親戚の結婚式、お招きは結構重なるもの。気を使わない相手なら気軽に出席できますが、目上の方だとそうはいかないと心配になります。結婚式の出席、基本はお祝いする気持ちとマナーを守ればなんてことありません。一般的なお祝いのしかたをご紹介します。

1.結婚式の招待状が届いたら

結婚式への出席の返事は必ず、そして早目に!が美しいマナー

結婚式に招待されたら、気をつけたいことあれこれあります。後で後悔しないように、確認しておきましょう。

よく会う機会がある人なら招待状が来る前に、結婚の報告や式の日取りは会話に出てくるでしょう。出席もお願いされている場合も多いはず、口頭で出席を伝えていても必ず返信しましょう。

結婚式の招待状が届いたら、御祝の気持ちのコメントを添えて、出席・欠席の返事を早めに返信しましょう。返信期限が記されていますので、それまでには届くように配慮しましょう。

伝えているから後でもいいと考えがちですが、結婚式の招待状は披露宴とセットになっている場合がほとんどです。

席順を決めるのが遅くなってしまうと、先方に迷惑をかけてしまうことがあります。
しつこいかな、と躊躇せずに早目に返事を送りましょう。

出席の場合は、印刷されている「御」部分を二重線で消します。「欠席」の部分も二重線で消して行きましょう。
ひとこと御祝の言葉を添えておくのも忘れずに。

結婚式の欠席の場合の返事、気後れせずに早めに!が相手へのマナー

結婚式のシーズン、実際に重なることがあります。日がいいと一日に3件も珍しくありません。結婚式場をはしごするのは無理ですし、慌ただしく出席するのも失礼になります。

大きな結婚式場では、花嫁同士が廊下ですれ違ったりすると、お互い気分が悪いというくらい本人にとっては、特別な日です。出席するゲストも特別な日として、過ごしてあげたいですね。

結婚式に欠席の返事を出す時は、御祝の言葉と、欠席の御断りを丁寧に添えて返信します。躊躇していないで、早目に返信したほうが先方にとっても喜ばしいはずです。

さて、都合がつかず出席をお断りする場合、先方に言い出しにくくて返事を先延ばししていませんか?これは絶対してはいけないNG行為です。

出席者の人数は早目に把握したいのが、開場側。新郎新婦にプレッシャーをかけてくる場合もありますので、出席できないとわかった時点で返事を出しましょう。

結婚式の出席、欠席にかかわらず、返事は必ず、期限までにそしてひとこと御祝の言葉を添えて返信しましょう。

もし、出席で返事をしていて急に出席ができなくなった場合は、ただちに直接連絡をしましょう。披露宴にも招かれている場合、席に他の参加者をお願いする場合があります。

スピーチや余興を頼まれていないから、ぎりぎりで大丈夫だと軽く考えないですぐに連絡をしましょう。

2.結婚祝の贈り方のコツ

結婚式に出席する時の御祝のタイミング

結婚する新郎新婦に御祝を贈る、そんな時のマナーをご存知ですか?知っていると安心なマナーをご紹介します。結婚式に出席か欠席かでも違いますので、ご注意ください。

結婚式、披露宴に出席する場合の御祝は、どうすればいいのか迷う方は多くありませんか?

一般的には、御祝を贈る場合結婚式の一週間前には持参または送付します。持参が正式なマナーで、吉日の午前中にします。お祝い事は、遅れないのがマナーです。

前もって品物を宅配で送るケースも増えています、この場合は事前に先方にお祝い状を贈っておくのがスマートなマナーです。

結婚祝いを現金で贈る場合、結婚式に出席して披露宴の開場受付に預けることも多いはず。金額によって「のし」も違います。御祝儀袋を用意する時、贈る金額にふさわしいものを選びましょう。
御祝儀袋にだいたいの目安が書かれているものが多いです。書かれていない場合は、お店の人に確認して購入すると失敗しません。

前もって贈れない場合は、披露宴の受付けで渡します。品物がある場合は、荷物になるので目録で渡し後日贈りましょう。

前もって御祝を贈っている場合は、披露宴の受付で「前に贈っています」といえばいいのですが、気後れするなら現金は披露宴で品物は先にでもいいでしょう。

地域によっては、お祝いは披露宴にでる場合、会費制というところもあります。この場合、出席する人は会費を払って御祝とするようです。

結婚式に出席しない時の御祝のタイミング

結婚式や披露宴に招待されていない場合、どのタイミングで御祝をというと御祝事は前にの原則は当てはまりません。

招待していない人から御祝が先に届いてしまうと、先方が気を使うことがあります。新婚旅行から戻った後で届くようにすると、マナー上手です。

御祝の金額と選び方のあれこれ

結婚式に出席する場合と欠席の場合、地域でも金額は違っています。先方に失礼のない金額というのは、なかなか難しいものです。
周囲の人に確認するか、事前に調べておくのがベストです。

結婚祝いの金額は、先方との人間関係によって金額の目安があります。相場もありますし、仲間同士で相談の場合もあります。

金額については、相場にあったものを差し上げればいいですが偶数は割れる=別れるといわれるので避けましょう。また、4(死)と9(苦)も御祝にふさわしくないとされています。

御祝の金額が偶数になってしまったら、奇数の金額+品物で贈るのもいいでしょう。

結婚祝いで贈ってはいけないとされているもの

品物を贈る場合は、肌につけるもの、刃物、割れ物はタブーとされています。

結婚祝いでタブーとされているものというと、切れる、割れる、別れるにイメージがつながるものです。ダジャレ!と気にしない人も多いですし、新婚生活で包丁が欲しいという人もいます。ですが、年配の方は結構気にする方が多いのも事実です。結婚式に出席するならなおのこと、親族に無作法だといわれないよう、気をつけましょう。

結婚式を終えて新郎新婦が新生活のために食器を希望する場合などは、この限りではありません。結婚祝いに食器や包丁なども人気があります。また出席した披露宴の引き出物とダブらないように注意も必要です。

3.結婚式に出席する時のマナー

神前結婚式とキリスト教結婚式の出席のマナーをご紹介します。

日本古来の神前結婚式で注意すること

神前結婚式では、控室から新郎新婦はじめ出席者が揃って本殿まで移動することがあります。式の進行約の介添え人の指示に従います。

日本古来の神前結婚式の結婚式。最近人気が出ています。
基本的に神前結婚式の場合は、親族のみで行われます。

一般的に神前結婚式に出席できるのは、いとこまでです。

神前結婚式の場合、中央に新郎新婦、祭壇で神主が祝詞を上げます。
式の進行は、入場>斎主一拝>修祓(しゅうばつ)の儀>祝詞奏上>誓聖の儀>誓詞奏上の儀>指輪の儀>玉串奉奠(たまぐしほうてん)>親族杯の儀>斎主一拝となります。

親族同様のお付き合いがある時は、招かれることがあります。
出席する場合は、ふさわしい服装(フォーマル)で開式30分前には到着しましょう。

結婚式の前に進行の説明などがあります。
親族への挨拶も済ませておきたいものです。

神前結婚式は遅刻をすると、入場できません。
早目に控室へ入りましょう。

キリスト教結婚式の注意

キリスト教結婚式の出席は、参加自由なこともあります。教会だと信者さんが参加して祝福してくれることも。出席者がカメラ撮影するとこを許されていつ場合でも、やりすぎには注意しましょう。

キリスト教結婚式は誰でも出席できます。
ただ、教会の広さなどで人数を決めることもあるので、披露宴の招待状に結婚式への出席を依頼されていることが多いようです。

親しい間柄の場合は、出席の返事の時に結婚式への出席を打診してみるといいでしょう。

キリスト教結婚式は出席者が讃美歌を歌うなど、参加型の式でもあります。祝福する気持ちで式に臨みましょう。

結婚式の出席者は、式が始まる前に入場し、着席しています。
席順は、両親が最前列。関係が深い順に着席するのがマナーです。

花嫁や花婿を近くで見たいからといって、前のほうに陣取ってしまうのは無作法ですのでやってはいけません。

着席するために入場するときは、中央のバージンロードには立ち入らないよう注意しましょう。
また、着席の順番がわかったらバージンロード側に空席ができないよう詰めて着席します。

結婚式が終わったら、ライスシャワーで新郎新婦を祝福しましょう。

結婚式のライスシャワーは欧米の習慣です。新郎新婦の幸せを願って何かを振り掛ける習慣があり、花びらを蒔くフラワーシャワーや紙ふぶきを舞うペーパーシャワーなどがあります。最近人気なのは、シャボン玉を吹きかけるバブルシャワー、風船を飛ばすバルーンリリースなども新しいセレモニーがでてきています。

4.結婚式に出席する場合の服装

シャツは白、オールマイティです。色のシャツは黒いスーツに合わせてフォーマルにするのは難しいです。わざわざ結婚式のためにあつらえるのは大変、仕事で着ているスーツでも大丈夫ですが、御祝ごとなのでくたびれた感じの服装は避けましょう。カフスで華やかさをだしたり、胸にコサージュやチーフで演出をというのもおすすめです。

男性の場合は、フォーマルスーツがあればオールマイティですみますが、女性は頭を悩ませることが多い服装。まず、NGな服装からご紹介しましょう。

白は花嫁の色とされていますので、着用はしてはいけません。また、照明によって白に見えやすい色も避けましょう。豪華なレースを使ったドレスも厳禁です。

白以外で、花嫁が披露宴で着るドレスの色と同じ色にならないよう、事前に確認しておくと安心です。パーティでは、主賓のドレスとかぶらないように各自気をつけるのがマナーです。

フォーマルというと、ブラックフォーマルになりがちですができれば黒は不祝儀につながるので避けましょう。もし黒のドレスの場合は、コサージュや小物で華やかさを演出してください。

昼間の結婚式の場合は、ロングドレスではありません。ボレロの白もタブーです。全身黒のワンピースにジャケットも、華やかさに欠けていると言えます。もし、この中でとなったら、ボレロをやめてオーガンジィの色のきれいなストールやコサージュをつけてはいかがでしょう。

デザインがかわいかったり、どんなに素敵なドレスでも、ニットの素材のものは正装にふさわしくありません。また、過激なファッションや個性的すぎるもの、露出の多いデザインも御法度です。

では、何をきればいいのでしょう。
昼間の場合と、夜では違います。

昼はの結婚式の場合、正装は男性はモーニング、ディレクタースーツ。女性はアフタヌーンドレス、黒留袖、色留袖、振袖です。

結婚式で振袖を着ることもよくあります。成人式、結婚式くらいしか着る機会がない振袖。この機会に役立てましょう。華やかな雰囲気で喜ばれます。ただ、やはり白っぽいものや、新婦が和装の場合は、本振袖は遠慮しましょう。

昼間の結婚式で「平服で」と招待状にあった場合、「平服」は「略式」のことです。
男性は、ブラックスーツ、ダークスーツ、女性は、シティフォーマルドレス、色無地、訪問着になります。

ブラックフォーマルだと結婚式には重たいと考えがちですが、デザインや素材によってはふさわしいドレスもあります。バックやジュエリーを用いて華やかに演出できます。また、髪型もドレスアップして御祝の雰囲気を出しましょう。

夜の結婚式の場合の正装は男性が燕尾服、タキシード、女性はイブニングドレス、アフタヌーンドレスです。略式は男性がカクテルスーツ、女性はカクテルドレスです。

結婚式の出席、これで大丈夫!

結婚式、披露宴では控室が用意されています。新郎新婦の親族にご挨拶などするために、ギリギリ開場に駆け込むような出席者として無作法な行為はやめましょう。

結婚式に出席するときのマナーは参考になりましたか?地域によっても異なってきますので、困った時は新郎新婦か近い間の人に相談するとこをおすすめします。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」といいますね。

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